あり得ない (2011年11月2日)

 また、停電3日目。土曜日に来た10月にはあり得ない大雪のおかげで大停電。今年はいつまでも暖かくて(数週間前まで冷房が入っているところもあった)、木の葉がまったく落ちていなかったために雪の重さで木が倒れまくり、大規模停電。すでに落葉していた北の州では木が倒れず、そもそも電線がうめてあって木が少ない都市部でも停電はなく一番の被害にあったのが私らが住む郊外。ウエストチェスター北部の電力をまかなうNYSEGのカスタマー32万世帯のうち停電30万世帯って、ほとんど全滅です。
 雪が降るときいてはいたのですが、10月の雪は(降雪そのものがめずらしい)積もるわけがない、と思っていたので、まさかこんなことになるとは。土曜日は補習校で教える日で、帰るころには猛吹雪。すでにローカルな道路は倒木で閉鎖されまくり、3車線の高速道路(684)まで倒木で1車線状態。しかもすべりまくるので、前の車が止まろうとしてフラフラしてるのを見ながら進むスリル満点のスポーティドライブ。30分のところを2時間かかって、もう少しで帰り着くと思ったところで35の急な坂道が閉鎖。バックロードの回り道を行くわけですが、バックロードの状態がメジャーな通りよりいいわけがなく、倒木をよけつつ1台ずつ滑り降りていきます。命がけ。もう車を捨てて歩いて帰ることになるかもと一度は思ったので帰りついた時には心底ほっとしました。が、まもなく停電。で、今にいたる、と。
 忘れたころにやってくるはずの天災が、前の停電の記憶も新しいうちにやってくるってなあ、どういうこった。うちは携帯電波のプラックスポット(携帯が使えない)でもあるので完全にお手上げ。これは奇跡的に電気がある(32万世帯のうちの2万世帯)街までやってきて、そこのWIFIがある店で書いています。電気のある店はどこも大繁盛。マクドナルドなんか朝マック買うのに30分の行列。ほとんど配給所。ターゲット(スーパー)のトイレ大混雑。
 ニューヨーク郊外北部にはガスはないのですべて電気。水は井戸。そしてうちのような長屋式コンドでは暖房も電気のセントラルヒーティングのみ。電気がないとお湯もわかせないし、部屋もどんどん寒くなる。今は家の中の気温は夏場の冷蔵庫より低いかも。ハリケーンのときの停電とちがって冷蔵庫の心配はないけど、寒いこと寒いこと。その上、お湯が出ない。チャコールを使ってグリルでお湯をわかしたり、料理したり、この2日間でアウトドアクッキングの技術を磨きまくっています。夏にくらべて日が短いので、日がくれるとランタンをともし、アウトドア用ヘッドライトを装着。気分は冬山キャンプ。
 コンドには共同井戸の水をくみあげるポンプのジェネレーターはついているので、少なくとも水は出るはずだったのが、なぜか今朝から断水。(一軒家の場合には停電のとたんに断水)何が困るってトイレの水も流せない。奇跡的に電気のある街のスーパーのトイレをなるべく使うようにしてしのぎます。昨日までだって十分冬山キャンプだったのに、ついに水まで貴重品となり、ますます冬山キャンプです。
 私もチャールズもパソコン作業の在宅就労なので、また強制無給休暇です。しゃれになりません。NYSEGのウエブサイトによると復旧予定は金曜日午後11時。まじかよっ?金曜日までこれが続くのかあ?

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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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