ラインダンス再び

 夏のキャデラックランチ(今年6月の日記参照)に続き、ラインダンスの夕べ第二弾に行ってきました。今回はちょっと事情が違いまして、私が受講したラインダンスのインストラクターが1晩だけ近くの街のバーで催した振りつけ指導付きラインダンスナイトです。誘ってくれたのは、前回同様にエクササイズクラスの友人で、このバーというのがゲイ&レズビアンバー。
 こんな郊外の小さな街にゲイバーがあるというのも驚きですが、なぜゲイバー?
 ダンスといってもラインダンス(カントリーダンス)ですから、インストラクターはカウボーイブーツに太鼓腹で、アート系の世界とは無縁な典型的レッドネックタイプ。夫婦2人で一緒にやってるインストラクターだから絶対ストレートだし。友人の話では、そのゲイバーは夜11時ごろまで閑古鳥なので早い時間を盛り上げるためのイベントとしてやってほしいと頼まれたのだそうです。イベントそのものはゲイ対象ではないから、ぜひ来てね、というメールがみんなに回ってきました。
 で、今回もチャールズと一緒に行ってきました。もう一組の夫婦とストレートの中年女性数人というグループで。ゲイバーといってもショー系のゲイバーではなく出会い系ゲイバーですから場所を見つけるのも一苦労。目抜き通りを離れた街道筋の何にもないところで怪しげな下着ショップの裏にかくれていて、ほぼ全員が一度通り過ぎて携帯で連絡をとりあってやっとたどり着くという始末です。
 ゲイ&レズビアンバーということでしたが、店内は私たちを除くとほぼ全員男。このイベントのために集まった常連客ばかりらしく、ラインダンスに合わせてカウボーイブーツにテンガロンハットの本格的な装いの人も数人。そしてさっそく始まるラインダンス教室。
 みんな結構うまい。ラインダンスはステップは簡単でも、くるくると方向が変わるので初めての人は右往左往するんですが、狭いダンスフロアで誰もぶつからない。一番浮いてたのはチャールズと友人の夫。このストレートのお父さん2人は振りが覚えられずにウロウロしていました。そういえば、前回この2人はペアダンスしか踊っていなくて、パートナー(私たち)に頼りきっていたのでした。
 ゲイのお兄さんの中には明らかにラインダンス経験者でものすごく達者な人もいました。インストラクターが見事な太鼓腹なのに比べてこちらは筋肉むきむきでスタイル抜群。「ブロークバック・マウンテン」っていう映画もあったことだし、カウボーイとかカントリーウェスタンのラインダンスはゲイ好みなのかも。ふと、まわりを見回すとバーの片隅では男同士ががっしり抱き合うハッテン場が展開していて、その反対側ではダンスについていけずにフロアからリタイアしたストレートのお父さんたちがポップコーンをばりばり食べながら談笑しているという不思議な光景。
 ペアダンスになると、男女、男男、女女(こちらはストレート)の組み合わせが入り混じり、一番ぎこちないのが男女、つまり私たち。これはお父さんたちの振り覚えの悪さによるものです。
 こうして、楽しいラインダンス教室は10時過ぎまで続き、さあそろそろ帰りましょう、という頃に入れ違いに女同士(ゲイ)の客も入り出しました。なるほどゲイ&レズビアンバーだったのです。ラインダンスの夕べは毎度楽しい異次元体験をさせてくれます。

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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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