ケーキポップ

2010年9月20日

 ケーキポップ、Pop(棒つき飴)に模したケーキ。最近アメリカで流行っているスイーツです。ニューヨークタイムズでこれを売ってる屋台の写真が出ていて、これがすごく可愛かったのでグーグルでサーチしてみたら(cake pops)いっぱい出てきました。作り方も画像も。
 作り方は単純で、まずケーキを焼きます(残り物のケーキでもいい)。それをフードプロセッサーで粉々にします(なければフォークでつぶしてもいい)。そこにフロスティングを適当にまぜて冷蔵庫で冷やして丸めます。フロスティングはレシピの指定は市販のフロスティングですが、これは甘ったるくてオイリーで日本人の舌には絶対に合いません(アメリカで育った子どもは除く)。そこでクリームチーズフロスティング(クリームチーズに砂糖を混ぜるだけ)を作って混ぜました。量は適当です。固まればいい。
 丸めたらさらに冷凍庫で冷やして、ポップ用の棒(クラフトショップで売っている)を刺して溶かしたチョコでコーティングして好きなようにデコレーションしてできあがり。
 ケーキにフロスティングにさらにチョココーティングですからケーキっていうよりキャンディに近い甘さとリッチさですが、これがアメリカ人(つまりチャールズと子どもたち、および娘の友人たち)には大評判。
 スイーツは見た目が命、ガッツリ甘くてファッジみたいな食感が一番、何はなくてもチョコレートというアメリカのスイーツの好みにぴったり合ってるお菓子です。見た目の可愛さとサイズの小ささで結構日本人にも受けるかも。大人向けにはフロスティングと一緒にブランデーを混ぜます。
 実はここにいたるまでに試作3回。何が難しかったかというとコーティングするチョコレートをゆるく溶かす方法です。レシピに書いてある通りに溶かしたのではトロトロまでにならないので、なめらかにコーティングできないのです。ボテボテになってしまう。
 それでは、とバターを混ぜてみたら、見事にもろもろに。ネットで検索して、チョコレートは水分が入るとダマができて固まってしまうこと(チョコレートクリームやココアのように大量に加えればまた溶けるが、それではコーティングにならない)、バターには少なからぬ水分が含まれていることを学びました。チョコレートのパッケージやほとんどのサイトで、チョコレートをゆるめるにはショートニングを加えろと書いてあります。ショートニングは、いまどきニューヨーク市内の食べ物屋では使ってはならないことになっているトランスファットです。プロのキャンディメーカーはparamount crystalsを使うそうですが、これもハイドロジェネイティドオイルの結晶なので、身体によくないのはショートニングと同じ。たいした量を使うわけではありませんが、どうせ手作りするならわざわざ身体に悪い人工的な油脂は使いたくない。第一、パラマウント・クリスタルなんてネットで専門店に注文しないと手に入らない。1週間も待っていられません(待ってるうちに飽きてしまう)。簡単なのは植物油を加えることですが、これはあまり加えすぎると冷えても固まらなくなってしまいます。
 というわけで、試行錯誤の末、たどりついたのが澄ましバター。バターを一回溶かして上に浮いた不純物と下に沈んだ水分を取り除くと純粋なバターの脂肪分だけになります。これだとチョコレートに加えても固まりません。植物油と澄ましバターを半々くらい加えてのばしました。
 しかし、どうしてどこのレシピにもこのことが書いてないのだろう。マーサ・スチュワートのテレビ番組で作り方を見せているビデオでもチョコレートはトロトロになっていましたが、普通にチョコレートをとかしたのでは、絶対にああはならない。身体によくないパラマウント・クリスタルを使ってることを隠したかったんだろうか。

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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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