popoverとmilk

3/20/2009
 ニューヨークタイムズマガジンにポップオーバーのレシピが出ていたので、ものすごく久しぶりに作ってみました。ポップオーバーはアメリカに来た最初の年に友人宅で初めてごちそうになり感動したものです。シュークリームの皮の柔らかいのというか、とフレンチクルーラーの揚げてないの、というかなんとも形容しがたいのですが、美味しかったのです。アメリカでは誰でも(名前だけは)知っていますが、日本であまり知られていないという珍しいものの1つだと思います。
 私が友達からもらったレシピでは最初425度(華氏)で焼いてから375度に下げることになっていたのですが、ニューヨークタイムズバージョンは、最初から最後まで400度。この方が簡単じゃん、と思って試してみたら、見事失敗。ふくらみませんでした。くやしいのでもう一回、425度から375度にしてやってみたらちゃんとふくらみました。
 シューみたいに中が空洞になってるんですが、シュー生地より水分がずっと多いのですぐにしぼんでしまいます。焼きたてをすぐ食べないといけないので、売り物にしにくくホームメードしか食べる方法がないので、アメリカ人でも名前は知ってるけど食べたことない人は多い。
 材料は卵3個に溶かしバター大匙3杯、塩少々、小麦粉1カップ(225CC)、牛乳1カップ。これをこの順番で泡だて器で混ぜて(しっかり混ぜてかまわない)、マフィン型(この分量で12個分)に流して425度に温めたオーブンで10分、375度に下げてさらに10分強(絶対に途中でオーブンをあけてはいけない)。
 この材料の配合はパンケーキとほとんど同じなんですが(パンケーキにはベーキングパウダーが入る)、それでまったく違う食感のものになるのが面白いところ。
 焼きあがったら熱いうちに(あっという間にしぼむけど)、シナモンシュガーかメイプルシロップをつけて食べます。
 さて、milkですが、こっちは食べものじゃなくて映画。今年のオスカー候補にもなってたショーン・ペン主演の実在のゲイ・アクティビストを主人公にした映画です。DVDで観ました。今年見たDVDで初めて当たり。面白かったです。
 ショーン・ペンを初めて魅力的だと思いました。ゲイであることをオープンにして初めて政治家になったハービー・ミルクの話なんですが、ところどころ当時のニュースクリップなんかも挿入されています。
 それにしても驚くのは60年代、70年代にはゲイだというだけで州によっては逮捕されてしまっていたということ。日本にゲイ差別がないとはいいませんが、ゲイを罪だとする意識は日本には希薄です。ましてや家庭の主婦が家族制度の脅威になるものとしてゲイを攻撃するなんて(この良妻賢母型のおばさんも歴史的によく知られているらしい。私は知らなかったけど)、まず日本じゃありえない。日本では良くも悪くもnot your businessです。
 同じゲイ映画でもブロークバックマウンテンの同性愛はドラマチックでしたが、こちらはすごく普通。政治にのめりこんでいくミルクに対するパートナーの対応なんか男女の夫婦とまったく同じ。ショーン・ペンもすごく普通。この普通さがいいわけです。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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