DVD2本

6/29/2009
「スラムドッグ・ミリオネア」
アカデミー賞を受賞してからすぐにDVD化されましたが、Netflexでの待ち時間が長くオーダーしてから数ヶ月。その間、きいた評判はどれも芳しからず観る気を失いかけていたところに届きました。で、評判通り「期待はずれ」。っていうか、B級映画としても、優れているとはいえない映画です。こういう映画にアカデミー賞はいくらなんでも。先に観た娘が「unrealistic」といっていましたが、まさにその通りでストーリーに全然説得力がない。IT新興国として発展著しいインドの貧乏な面がドキュメンタリーほどリアルでも重くもなく観られますっていうだけのことです。でもそれが、すごく現実味がない。トリビアクイズどころか文盲率が4割近いインドで、スラム育ちのみなし子がどうやって読み書きを覚えるんだ?
ひっくりかえりそうになったのは、最後のタイトルで突然出演者全員が踊り出したところ。ストーリーとも映画のムードとも何の関係もない、すっげえださいダンスを突然みんなで踊り出す。最後に総踊りっていうのはボリウッド映画のお約束かなんかなんでしょうか。
「潜水服は蝶の夢を見る」
すごくいいから絶対観て、と娘の強力な推薦があった映画です。Netflexのインスタント(無料のネットストリーム)にあったので見てみました。
たぶん良い映画なんだと思う。少なくとも「スラムドッグ・ミリオネア」とは別格の映画です。が、このたぶんっていうのは吹き替え版を見てしまったから。しかも半分ちかくまで吹き替えであることに気がつかずいらついていたという間抜けさ。
まさか吹き替え版があるとは思っていなかった上、映画そのものが全身麻痺の主人公の視点で進んでいく映画であったので、台詞の大半が主人公の心の声になっているので映像と重ならないためによけいわからなかったのです。最初はフランス人の主人公がなんらかの理由でイギリスの病院にでも搬送されたのかと思いました。が、それにしては全員の英語が著しくフランス語訛りだ。ひょっとして英語で歌をつくったABBAみたいにアメリカ市場を狙って英語で作ったのか?とも一瞬思いましたが、いくらなんでもフランス映画でそれはありえそうもありません。なんで、なんで、と思いながら、やっと気づいたのが回想シーンがたくさん出てくる真ん中あたりだったというわけです。娘に「あの映画、英語だった?」と聞いたところ「フランス語に英語字幕に決まってんじゃん」という返事。
なんとNetflexのインスタント版には吹き替え版しかなく字幕という選択肢はなかったのです。もともとマイナーな日本映画とかなら吹き替え版なんてそもそも作られませんが、この映画はアメリカでもそこそこに興行的成功を収めたのが不運だった。
「朗読者」みたいにヨーロッパが舞台なのに英語で作ってるアメリカ映画というのは観たことがありますが、英語吹き替えのヨーロッパ映画というのは始めてみました。自分の間抜けさを弁護するわけじゃありませんが、同じラテン系の言語であるせいか、口の動きがかなりうまくマッチしてます。まあ、吹き替えとしてはうまくできていました。が、あのわざとらしいまでの全員のフランス語訛りはなんだ?
日本でもテレビ放映される映画は吹き替えですが、アメリカ映画が外人訛りの日本語になるなんて考えられません。アメリカの声優にとっては、映画のオリジナル言語に合わせてアクセントを使い分けるというのも必要なスキルの一つなんだろうか。それにしても選択肢がないならなぜ字幕版だけにしてくれないのか。いくら字幕嫌いのアメリカ人でもヨーロッパ映画を観るようなアメリカ人は吹き替えより字幕を好むんじゃないかと思うんですが。
チャールズも吹き替えよりも字幕がいいと言っていましたが、吹き替えに私のような強烈な違和感を感じることはないようです。なぜ字幕の方がいいかというと、声優はオリジナルの俳優よりぐっと格落ちに決まってるから、損したような気がするからだそうです。
 
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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