七輪でできるアメリカ料理

 
9/27/2009
地元の図書館でファンドレイジングのフェアが毎年あります。レクリエーションファームで地域ぐるみのタグセール(8月中に不要品を寄付する
日があって、それを一同に集めて売る)やら子供向けのゲームやら屋台やらが出ていて、ちょっとしたカントリーフェアの雰囲気です。そこの古本市で、面白い本を見つけました。
「七輪で出来るアメリカ料理/Hibachi Cookery in the American Manner」
初版出版は1952年。私が入手したのは17刷で1965年発行。版元は今はなき洋書屋のタトルです。
著者はアメリカンクラブの厨房長のアメリカ人男性で、英語と日本語と見開きの対訳本になっています。こんなものがどうやって、こんな田舎の古本市にめぐってきたのか(このあたりに日本人はほとんどいない)不思議です。
著者がアメリカ人ですから、日本語版が翻訳ということになるのですが、その翻訳に時代が感じられます。
たとえば朝食メニューに「ザボン」。英語はグレープフルーツでした。スパイスの訳語がまたすごい。マンネンロウ、サルビヤの葉、メバウキ、タチジャコウソウっていったい。英語を見ると、Rosemary, Sage, Sweet Basil, Thymeでした。当時にしたって訳す意味があったのかどうか、ちょっと疑問。
とにかく、前書きを読むと、どうも当時は日本の台所でアメリカ料理を作るのは(アメリカ料理というよりレシピのセレクションは西洋料理っていう感じですが)チャレンジングなことだったらしい。七輪ですからね。でも1952年の日本で日常の煮炊きにどれくらい七輪が使われいたんでしょうかね。一般家庭にオーブンがなかったことは確かですが、台所設備の過渡期で、いわゆる流し台とガスコンロが主流になりつつあったのではないかと思うのですが。
で、肝心のレシピですが、どれもこれも材料の数が少なくて簡単そう。格別珍しいものはないのですが、ちょっと作ってみたくなります。こういうのを見ると、最近のニューヨークタイムズとかアメリカの料理雑誌とかに載ってるレシピはどれもこれも、どうしてこうも材料の数と手順が多いんだろうと思います。
ところで、この本の価格ですが、なんと1000円/$2.75。最初にドル価格が決まって為替レート(当時は360円固定)で自動的にこうなったのかもしれませんが、ソフトカバーの写真も入っていないような本で1000円って当時にしては高すぎないか?1965年の千円っていったら相当なものだと思うんですが。それで17刷ってすごいなあ。あやかりたいものです。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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