アメリカの医療費

3/10/2010
4月は健康保険の更新月。収入もインフレ率もすべて関係なく、当然のように上がる掛け金。しつこいようですが、65歳以上のメディケアと、貧困層向けメディケイド以外にアメリカには公的健康保険はありません。企業が利益目的で運営している保険のみです。
現在、私一人の掛け金が月々400ドル(娘の分は元夫もちなので)。4月から同じ保険の掛け金は460ドルに大幅値上げ。この保険は歯科はいっさいカバーなし、処方薬もカバーなし。医者に行くと一般医(内科と婦人科)で1回20ドル、専門医やエマージェンシールームだと1回50ドルが患者負担。これは初診だろうが再診だろうが同様で、とにかく1回いくたびにとられる。
昨年の私の処方薬代(すべて自己負担)は千ドル以上。別に大病をしたわけじゃありません。降圧剤プラス、細々とした抗生物質だの湿疹の薬だののみでこうなります。保険の掛け金だけで年間4800ドルに加え、医者にかかった歳の自己負担金も年間にすればだいたい200ドルくらいにはなります。つまり何事もなく、健康にすごした1年間の医療費が6千ドル。
ちなみに、高血圧とかじゃなく、もっとシリアスな持病のある人の保険の掛け金は月々1500ドルになる場合もあります。別に持病がなくたって、夫婦に子供2人となれば、月々1500ドルの掛け金は普通です。つまり一家で年間2万ドル近い医療費が毎年出て行くわけです。普通に。
これをなんとかしなければ、と思わないアメリカ人は頭がおかしい。どんな医療改革案でも何もしないよりはましだ、と思わないアメリカ人は頭がおかしい。
これまで、カーター案をつぶし、クリントン案をつぶしてきたアメリカは、またオバマ案もつぶしそうです。
アメリカの儲けたもん勝ちポリシーの行き着くところはこういうことですが、それでもまだ「Winnerをpunishするのはよくない」とか言ってる貧乏人がいるんだから理解に苦しみます。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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