たかが風邪に100ドル超

4/23/2010
 あんまり風邪が治らなくて、咳で夜も眠れないので、医者に行きました。診察時間1分くらいで「風邪が原因のサイナス・インフェクション(鼻腔の細菌感染)」という即決診断で、抗生物質と咳止めシロップを処方されました。なんでサイナスインフェクションで咳、と思いますが、つながってるので喉の痛みも咳もそのせいなんだそうです。
 で、抗生物質を服用しはじめたら翌日には喉の痛みも鼻づまりも嘘のようになくなり、まだ咳は少し続いていますが、ほぼ回復しました。風邪に抗生物質はききませんが、細菌には抗生物質は劇的にききます。こんなことなら、もっと早く医者にいけばよかった。ぐずぐずしてたのは、風邪だと思い込んでいたからで、効くものがない病気に無駄な医療費をかけるのが嫌だったからです。で、無駄じゃなかったわけですが、まず診療費の本人負担が20ドル、抗生物質66ドル、咳止めシロップ22ドル、しめて100ドル以上。喉の痛みはとれたけど、財布が痛いぞ。
 診察時間1分のありふれた病気だし、薬だってただの抗生物質(しかもジェネリック薬)、それでこのお値段。しかも月々460ドルもの健康保険掛け金を払ってこのお値段。これがわかってたからこそ、医者にはあんまり行かないようにしてるんですが、これが日本だったらとっとと医者にいってとっくに治っていたでしょう。
 でも、保険があるだけましなわけで、保険のない人だったら、呼吸困難でエマージェンシールーム送りになるまで行かないかもしれない。保険がなくて自費診療で同じ診療を受けたら、診察料だけでもだぶん200ドルくらいになります。どういうわけが、アメリカの医者や病院は保険屋には保険屋が認めた料金しか請求しないのに、自費診療の患者には好きな金額を請求することになっていて、自費診療となったとたんに何でもおそろしく高くなる。つまり、アメリカの医療の力関係は、保険屋>医者>患者、となっているわけです。
 オバマが通した医療保険改革案では、このあたりはまったく解決されてません。公的保険はないから保険屋は掛け金を上げ放題、医療費や薬価も野放しのままですから。これがおかしいと思わない政治家は悪人か馬鹿かへタレです。これでも、アメリカの医療制度は民間まかせが正しいと思ってる人は馬鹿です。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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