1/26/2007
うちにはボーとスモーキーという2匹の猫がいます。このうち茶トラのおボーは子猫のときから毎日日課のようにゲロを吐く。それでも食欲旺盛で元気だし、餌を抗アレルギーの高いのにしても一向にかわらなかったので、もう4歳になった今ではそういう体質としてあきらめています。だから、うちではカーペットやカウチの色選びは猫ゲロフレンドリーな色と決まっています。駄猫のくせにロシアンブルーそっくりなおスモーは吐かない。が、おボーが吐いた餌を食べる。ちなみに猫が吐くのは嘔吐と吐出という2種類があって、食べてすぐそのまま出てくるのは吐出で嘔吐とは違うのだそうです。おボーのは吐出です。おスモーのゲロ食いを目撃した人は大抵最初はびびりますが、動物には親が吐き戻した餌を子供に与えるケースもあるので、これもわが家では、セルフクリーニングシステムとして見ないふりをすることにしています。
で、ここまでは実は本題とはまったく無関係。吐かないはずのおスモーが吐いた。おボーの習慣性ゲロと違っておスモーはえらく苦しそうに吐いた。遊んでいるうちに何かを喉につまらせたような気配です。でも、窒息した様子もないので、ああ、よかったと思っていたら、数時間してまた吐いた。今度は食べ物ではなく胃液風でなぜかウンコくさい。そして夜になってまた吐いた。猫ゲロは慣れっこですが、食べ物でなくウンコくさい胃液というのが心配になり、ネットで検索すると、「誤飲による腸閉塞」とかいう恐ろしげな病名が。治療方法は外科手術だそうで、健康診断と予防接種だけで200ドルも取る獣医で手術なんてしたらいくらかかるか、考えただけでクラクラしました。
が、おスモーは格別変わった様子もなく、寝ている。そう、猫は大抵寝ているわけですから、元気がないとかあるとかどうやって判断するんだ?明日になったら獣医さんに電話してみようと、思っていたら夜中になって餌を食べ出し、翌朝はすっかりいつもどおりの食欲。猫じゃらしを出してみたら普通に飛びついたので、治ったことにしました。
何かが詰まっていたのが何かの拍子に治ったのか、拾い食いによる食中毒だったのかは不明ですが、とにかく治った。
おボーはゲロっ吐きですが、どんくさいので危ないことはしません。が、おスモーはこれまでも、壁の隙間に落ちたり、乾燥機に閉じ込められたり、事故死寸前の前科がたくさんあります。curiosity kills cats.といいますが、curiosity costs a lot. になるのもすごく嫌。
 
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スウィーニー・トッド

1/11/2007
ジョニー・デップのスウィーニー・トッドを観てきました。ネタばれがいやな方は読まないでください。
一言で言うと、私は飽きた。ムーランルージュみたいな映画が好きな人は好きかも(私はあれも飽きた)。絵ヅラとしての美しさとというかエグさは、それなりに楽しめますが、しつこい。私はしつこいのは嫌い。飽きてしまったので、つい余計なことばっかり考えてしまいます。ジョニー・デップって歌も歌えるんだとか(吹き替えかな、と思うくらいで結構うまい)、役者なのになぜ歯列矯正しないんだろうとか(あのゴシックメイクだと必要以上に乱杭歯が目立つ)。
少年トビーの子役がとても可愛いくて達者。
それにしても、お食事前には見ないほうがいい映画です。人肉食いってことでなく、一番最初にミートパイ屋が出てくるところ(まだ人肉は使ってない)がすごい。ミートパイは格別好きじゃありませんが、当分食べる気にはならないな、さすがに。

医者さがし

1/9/2007
アメリカではかかりつけの医者をもつことになっています。そうでないと、病気になったときにすぐにみてもらえません。その上、いまどきのアメリカの保険はほとんどがマネージドケアというシステムになっていて、決まったかかりつけの医者以外には保険がききません(専門医にが必要な場合にも、決まった範囲の医者から選ぶ)。アメリカには国民健康保険という皆保険制度は存在しないので、生命保険とかと同じく各個人が各保険会社が販売している健康保険を買います。よって、保険がカバーする範囲も保険商品によって違います。かかりつけ医として選べる医者のリストもそれぞれの保険によって決まってまして、掛金が高い健康保険ほど選べるリストは広い。保険でカバーされる医療サービスの範囲も掛金が高いほど広い。健康保険は商品ですから、当然、収入スライド制なんてものは存在しません。買い手が大金持ちだろうとホームレスだろうと同一の保険商品の掛金は同じ。と、まあ、ある意味でわかりやすいといえば、わかりやすいシステムになっています。つまり、いい医者にかかって長生きしたけりゃ金持ちになれ、貧乏人は死ねってことですね。
で、その保険の掛金がとんでもなく高い。企業に雇われている場合には、企業ぐるみで保険を購入するし、企業が一部の掛金は負担するのでまだましですが(それでも日本より遥かに高い)、自営業ともなれば加入できる保険の種類が限られている上に掛金が尋常じゃありません。一人で一ヶ月400ドル程度は覚悟しなきゃなりません。子供2人の家族ともなれば千ドル以上は確実です。それでも処方薬、歯科はいっさいカバーなしです。
というような事情のもとに私および元夫と娘は自営業として購入できる中から最もエコノミカルな健康保険を渡り歩いているわけです。で、掛金を節約すれば当然選べる医者の範囲も狭い。その中から選んで比較的近くにあるグループ診療(複数の医者がグループとして互いにカバーしながら診療する)の内科医と小児科医をかかりつけにしていました。が、この医療グループが昨年、別の医療グループと合併しまして、扱う保険の種類を急に変えてしまったのです。
年末にたまたま医者にかかった元夫が「この保険は来年から扱わないことになりました」と唐突に言われたそうです。せめて患者に事前に連絡くらいしてくれ。元夫からその話をきいて今日、慌てて調べたら私の内科医も娘の小児科医も全滅。私たちのもってる保険はきかなくなりました。ということは、別の医者をできるだけ早くさがさないと、病気になった、怪我をした、という時に立ち往生してしまうわけです。それにしても、ただでさえ狭い範囲から選んでいるのに、ますます狭くなってるんだから頭が痛い。
娘は3回のブースターショットが必要な予防接種の3回目が今月の予定です。3回セットなんだから、おまけでやってくれてもよさそうなもんですが、そういうところはまったく融通がききません。自己負担でなんていうと目玉が飛び出るような請求書が来る(どういうわけか保険屋に請求するよりも個人に請求する医療費のほうが破格に高いというシステムになっている)。それがいやなら、たかがナースに注射1本してもらうために医者をさがさなきゃなりません。しかも、これまでの医療レコードも全部移さないと。ああ、病気になりそうなくらいめんどくさい。
あと2ヶ月で健康保険の書き換えですから、場合によれば、また3ヶ月で医者を変えなきゃってことにもなりかねない。こういうことで時間と手間をとられるのって本当にいや。無駄の最たるものです。
オバマでもクリントンでも誰でもいいから、このアメリカの最低のヘルスケアシステムを何とかしてくれ。たぶん、なんともならないだろうけど。

寒い

1/5/2007
昨日から尋常じゃなく寒いです。朝の気温は華氏8度(毎年しつこいようですが氷点は華氏32度ですから)。最高気温は20度。でも体感気温は1度だそうです。うう、寒いよう。外に出る気がしない。
この寒さの中、うちの娘は靴下をはかずにフラッツ(ぺッタンコなバレエシューズ)をはいて学校に歩いていきました。フラッツに靴下なんてかっこ悪いからだそうです。もちろん帽子も手袋もなし。馬鹿です。せめてブーツをはけ。

もう新年

1/3/2007
アメリカに住むようになってからというもの元旦は、ほとんど意地になって友人家族を招いて新年会をしています。これも意地になって御節を作り、今年も大人12名、子供10名というお客様で賑やかに年が明けました。なんだか2007年の新年会がつい昨日のことのようなんですけどね。
御節料理は黒豆、昆布巻き、伊達巻、なます、椎茸の煮しめ、タタキ牛蒡、レンコンの鮭詰めが毎年の定番。あとは鶏団子と大根、サトイモの煮しめ、煮豚、サラダ、塩焼き鳥、ベイクドパスタ(お子様用)、茹でたブロッコリとニンジン(醤油マヨネーズ添え)。それからお客様のおもたせで数の子と筑前煮、スナップピーズのガーリックソテー。それから今年はお子様用にと思ってご飯を炊いておいたのですが、これが好評。御節料理っていうのは結構味が濃いので大人でもご飯が食べたくなるもんなんですね。お正月にご飯ってあんまり考えなかったけど。
デザートは和菓子は黄身しぐれ(本当は花びら餅を作りたかったのですが、白玉粉を買い忘れた)、洋菓子はイチゴのロールケーキ、ブラウニー、マシュマロ、フローランタン。
一応、子供たちに文化的ヘリテージを伝えるという大義名分があるわけですが、手間隙かかる手作りの御節料理には子供らは見向きもせず、大人だけが喜んでくれます。で、いただきもののワインをしこたま飲んで幸せな元旦でした。
今年は元旦が火曜日という最悪のカレンダーなので2日から学校や仕事が始まります。アメリカに何年住んでも正月3が日に仕事をするということに馴染めません。身体も頭も正月気分が抜けない。今年は日本から戻ってから息つく間もないほど忙しかったので、よけいぼうっとしています。
そこへもってきてアウトルックが不具合。暮れの28日ごろから送信したメール(送信履歴には入っている)が全く届いていない、着信したメールが消えている(着信数には入っているが、誰からどういうメールが入って消えたのかは不明)という最悪のパターンが判明しました。アウトルックをインストールしなおして一応直ったはずなので、12月28日以降にメールをくださった方はお手数ですがもう一度お送りください。
 

怒涛の1週間

12/20/2007
予想していた事とはいえ、ニューヨークに戻ってから1週間、何がなんだかわかんないくらいバタバタと過ごしています。これも予想通り、家の中は相当なもので、猫トイレの砂はガビガビに固まって散らばりまくってるし(娘の掬い方がいい加減だから)、これも昨年同様、乾ききった猫ゲロが窓のシャッターにべったり(他のゲロは掃除したけど、これは気がつかなかったそうだ。テーブルの下ならともかく思いっきり目線位置にあって何故気づかない?)、家中好き勝手に猫が跳梁跋扈した結果どこもかしこも毛だらけ(娘がドアをきちんとしめないから)。もちろん娘の服や本やその他もろもろのものは床に散らかり放題(本人は片付けたつもり。どうして見えない?)。もうどなる気力もない。
家の中を人間が住める状態にするのに5時間。今年も時差ぼけもへったくれもなく荷物を解く暇もなくお掃除だ。
で、メールをチェックすると、すでにお仕事が入っていて(有り難いことではありますが)、改装工事も翌日から再開。私が自分で買ってこなきゃならないものがいろいろあって、ホームデポへ。ドアノブ、ペンキ、ペンキ塗りの道具、その他こまごましたハードウエアですが、あのだだっぴろいホームデポで必要なものを見つけるのは、これがなかなか大変です。
でもって、時差ボケを幸いに、早朝5時にペンキ塗り(予算削減のためペンキ塗りは自分ですることにしています。家中全部自分でやってるのでペンキ塗りには自信があります)。前日までにカーペンターが仕上げた部分に朝5時に塗っておけば、カーペンターの出勤時間(8時)には乾くので作業に支障なくすすめられます。この要領で1日目はプライマー(ペンキ下地)、2日目には一塗り目、2日目には二塗り目とやっていけばプラマーが来て便器をとりつける前にペンキ塗りを終われるので細かいところをテープでカバーする必要がないのでずっと能率がいいのです。
で、昼間は仕事をしていると9時ごろにはもう体力と気力の限界となって寝てしまうので、いつまでたっても時差ボケがなおりません。
とにかくも1週間で、無事にマスターバスルームの改装はほぼ終了。現在はパウダールームが改装中。こんどはこっちで、相変わらず朝一ペンキ塗り作戦続行です。

続き

12/9/2007
観劇第2弾は、クリエシアター杮落しの三谷幸喜「恐れを知らぬ川上音二郎一座」。実はこの手の商業演劇を見るのは初めてに近いのですが、これは、なかなかとれないお宝チケットを友達がとってくれたもの。なるほど、三谷作品っていうのはテンポのいい面白い芝居じゃないか、と思っていたら後半腰砕け。でも、とにかく役者がいきいきしてます。
週末は越後湯沢に続いて、大学の古代国文学ゼミ仲間と飛鳥にセンチメンタルジャーニー。みんな変わらないけど、飛鳥には四半世紀のときが確実に流れていて、やたらと整地されてて囲われてお金をとるようになっていました。でも、昔からの友達ってほんとにいいものです。飛鳥も、それなりの酒どころですが、ここの原酒は私には今ひとつでした。
帰りに神戸の友人宅に立ち寄って、とめてもらいました。お好み焼きのチェーン店でごちそうになったのですが(粉もんや)、このお好み焼きがすごく美味しかった。東京のお好み焼きとはぜんぜんちがいます。山芋たっぷりでふわふわ。
東京に戻って翌日は観劇第3弾。歌舞伎座12月夜の部。ここ数年玉三郎を観るチャンスがあってもがっかりさせられてばっかりでしたが、今回は面白かった。「ふるアメリカに袖はぬらさじ」。歌舞伎としてかかれた戯曲ではありませんが、面白かったのは、最近に珍しく役者の格のつりあいがとれたしっかりしたキャスティングだったからだと思う。こういうまともなキャスティングでいつもやってくれるといいんだけど。その分、「寺子屋」のキャスティングがとんでもなかったですが。所作事の常磐津はいきなり調子っぱずれで歌いだされて、のけぞりました。歌舞伎座の本公演でこれって、よほど人材がいないんでしょうか。
さらに続けて観劇第4弾は、花組芝居の「仮名手本忠臣蔵」。はっきり言って寝ました。演目選びが失敗だと思う。
で、友達に会ったり、ちょこっと仕事の打ち合わせをしたり、カバイチの忘年会に出たりしてるうちに東京滞在も残り18時間ほどとなりました。また、ニューヨークに戻ると娘がとっちらかした家を見て血圧が上がるんだろうなあ。