コーラスコンサート

5/23/2007 コーラスコンサート
娘のミドルスクール最後のコーラスコンサートがありました。前にもブログ日記で書きましたが、娘の学校の音楽はオーケストラ、バンド、シンセサイザー、コーラスからの選択になってまして、コーラスは楽器脱落組の吹き溜まりです。
中には本当にコーラスが好きな子もいるのでしょうが、娘を含め大半の子供がやる気に著しく欠けています。男子合唱の「プリティーウーマン」なんかすごかった。ハーモニー以前にメロディーがない、リズムもない、お念仏みたいなコーラスです。そもそも声変わりでろくに声が出ない年頃の男の子が投げやりにやってるんだから当然です。
女子は人数が多い分、ソロを歌う子なんかはかなり上手かったりするんですが、やはり数からいったら娘のような投げやり口パク派がマジョリティー。その中でも特にうちの娘のやる気のなさは突出しています。やる気がないもの、嫌いなものに対する態度がはっきりしている娘は、当然先生のおおぼえも大変悪い。何かというと怒られ、成績表にはちゃんと歌ってないと書かれてきます。娘は「なぜ音楽やアートや体育を選択にしてくれないんだ?」と言っていましたが、私もこの点では珍しく娘に同感。
やる気のない子が大多数では本当にコーラスの好きな子がアンサンブルを楽しむチャンスを奪っているようなものです。スポーツのチームにやる気のないドンくさいやつが大勢いるのと同じです。学校の授業で余計嫌いになることはあっても好きになることなんか有り得ないんだから、時間とお金をかけて授業に組み込むなんて愚の骨頂。主要教科以外は好きな子だけがやればいいんです。
私は音楽は好きでしたが体育で似たような経験をしているのでよくわかります。もし学校で体育が必修じゃなかったらここまでスポーツを嫌いにはならなかったと思う(私は体育の成績が2、休んでたわけでも病気だったわけでもないけど2。運動会でわくわくした記憶など1回もない)。体育っていうのは「健康的な運動習慣を身につける」というお題目のうえに音楽や美術以上に長く必修としてつきまといますが、12年間にわたって週に何時間も嫌な時間を過ごしたことが私にとって何一つ役立っていないことは自信を持って言えます。
うちの娘だって、嫌々やらされてなければ、コーラスに対しても音楽に対しても、大人になって再び出会うまでニュートラルな関係が持てたはずなのに、もう「嫌い」が奥深くインプットされてしまっています。クラシック音楽の観客減少は学校の音楽必修システムのせいでもあるんじゃないか、とさえ思う。
現在の私がスポーツ番組やスポーツニュースが出てくればほぼ反射的にチャンネルを変え、ニューヨークタイムズをまずスポーツセクションを取り外して捨ててから読み始める(写真を見るだけで不愉快)というのと似たような感覚を、娘はきっとコーラスに対して持ち続けるのでしょう。坊主憎けりゃ、でクラシック音楽全般に対してアレルギーを持ち続けるのかも。
体育嫌いなんて少数派だから私がスポーツチャンネルを観なくたってどうってことはありませんが、クラシック音楽業界にとっては結構大きな問題のような気がします。まあ、私にとっては娘とシェアできなくなるものがまた増えるってことだけが問題なんですが。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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