ベイル

おとといからコロラドのベイル来ています。アメリカにいる間に1度は行っておこうと思っていたアメリカのスキーリゾート。想像以上にいいリゾートでした。志賀の何十倍だかという広大なロッキー山脈のスキー場の景色と標高3000メートルを超える雪質のすばらしさは最高です。すばらしい雪質なのでまるで自分がうまくなったような錯覚におちいりますが、標高が高いと酸素も薄いので最初に数本すべっただけで、息があがります。1日中スキーをするなんてことは学生時代以来なので、もう午後には太腿と膝が大笑い。
で、高地につきものなのが高山病。まず2日目の朝に娘が鼻血大出血。極度の乾燥と気圧の変化によってよくあることなんだそうです。いつまでもとまらないのでギョッとしましたが、現地の人は慣れっこらしい。マウンテンガイドの女性は引っ越してきてから3ヶ月は毎日鼻血が出たそうです。で、1日滑りまくった後の夜、娘が息をすると胸が痛いと言い出しました。誰かにみぞおちを殴られたように息ができないというのです。高山病の症状は頭痛、吐き気などで胸の痛みはきいことがないと誰もが言い、昼間転んだときに鎖骨か肋骨でも折ったんじゃないのか、という説も出ました。その上、一番びびったのは、ホテルにあった高山病のフライヤー。肺に液体がたまったように感じたらすぐに病院に行け、と書いてあります。肺に液体がたまった感じっていったいどういう感じなんだ?そこで、健康保険会社のナース相談に電話すると、やはり原因はわからないけど寝られないほど痛いのならエマージェンシールームに行くようにとのアドバイスで、エマージェンシールームへ。なんと、たまたまホテルの隣がベイル病院のエマージェンシールーム入り口。さすがスキーリゾートのエマージェンシールームだけあって、旅行者の怪我や病気は扱い慣れていて対応が早い。診察の結果、呼吸音はクリアだし、肺に水がたまるには数日かかるし、子供にはまず見られない(フライヤーになぜそこまで書いてくれないんだ?)、骨が折れてるようにも見えない。原因はわからないけどシリアスな症状ではないと思うので痛みどめを飲ませておくように、ということで帰ってきました。帰ってくるにも娘は青息吐息。が、痛みどめを飲ませて1時間もすると「治った」といって寝ました。翌日はケロリとしています。
標高が高い環境というのは新陳代謝が高いほどダメージが大きいのだそうです。年齢があがるほど基礎代謝に必要な酸素が少ないので高山病にはなりにくいのだそうです。つまり10代の子供たちがもっともかかりやすいのだそうで、これも高山病ではないけれど、酸素が薄いために起こった疲労症状ということらしいです。年とるといいことも少しはあるんですね。