お茶

突然思い立ってお茶を始めました。アメリカにいるとイベントのティーセレモニーとか思いがけなく人前でお茶をいただく機会に遭遇することがわりとあります。自慢じゃないが私はお茶の心得は皆無。お琴を弾きに行った先で、着物着ててちょうどいいからお客役やってください、とか言われると大冷や汗もんです。だいたい正座が15分と持たない(今、お琴に熱中できるのは、昔と違って立奏が多いから)。それで、ずっと避けてきたわけですが、お茶を出される度にオタオタするのもいい年してあまりにもみっともないと、最近つくづく思うようになっていました。そこへミシガンに住む友人がお茶を始めたという話をきいてうらやましくなり、一念発起してネット検索したらニューヨーク郊外の自宅で教えているお茶の先生を発見。さっそく見学にうかがいました。
なんともなごやかな良い雰囲気のお稽古場で、出されたお菓子は先生手作りの花びら餅。お稽古のシステムもお月謝も申し訳ないほど良心的。お琴でもそうですが、アメリカでの日本のお稽古事の良さは免状スパイラルや流派、社中のしがらみなく純粋にお稽古を楽しめるところにあります。明朗会計、質問は遠慮なく、返答明快というアメリカ人対応もバッチリの体制なので余計なことに気を使わずに済みます。日本でも良い先生はいるのでしょうが、めぐり合うまでが大変だ。というわけで伝統芸能系のお稽古事はアメリカ(外国)に限ると思っています。娘が大学に行くまでに人前でお茶を飲めて、ちょっとくらいお茶を点てられるようになる、というのが目標です。
 
花びら餅は京都のお正月のお菓子として、何度も写真だけは目にしたことがあるのですが、食べたのは初めて。話で聞いただけの時には、本体のギュウヒはともかく中の味噌餡と牛蒡というのはお菓子としてはいかがなものかと思っていたのですが、思いがけなく美味しい。実は最も不気味な感じがする牛蒡の蜜煮がとくに美味しい。牛蒡の香りがお菓子に合うとは意外です。で、先生に牛蒡の蜜煮のレシピをいただいて見様見真似で作ってみました。味噌餡を作るための白いんげんがなかったので、暮れに作って冷凍してあった普通の餡を入れたインチキですが、それでも味はまあまあ。が、形がなんとも不恰好で。練りきりが粘土遊びのように楽しく細工できるのに比べてギュウヒの扱いづらさといったら。本当はピンクのギュウヒが透けて見えるはずなんですが、薄くのばすことができない。柏餅の出来損ないみたいですが、とりあえず第一作なので写真を撮ってみました。もちろんお茶のお稽古でいただいた花びら餅は、ピンクもちゃんと透けててこれよりずっと美しかったです。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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