元旦

アメリカに来てからむきになって正月をやっているので、今年も例年通り、泊りがけでシティからやってくる友達を助っ人に大晦日から御節を作って元旦は結構な人数の新年会。ゲストは娘の補習校を通じて知り合った永住組の日本人とそのお連れ合いおよびお子様たちが中心です。
どこの子も大きくなるにしたがって日本語がどんどんあやしくなっていくようですが、これも激しく個人差があります。で、もちろんわが娘はかなりあやしい方ですが、せめて正月くらいひらがなだけでも復習してくれ、というので百人一首をとらせることにしました。子ども1枚とるごとに25セントという気前のいいご褒美がつりです。もちろん子どもたちには意味なんかわかりゃしません。とにかくひらがなの復習だけでも、という志の低い企画です。
大人も混じるので、まあたいしてとれやしまいとたかをくくっていたのですが、これが大間違い。問題は新しく購入した百人一首にありました。なんと取り札(下の句が書いてある方)の地にうすく上の句のうたいだしがプリントしてあるのです。例えば、1枚札の「むべやまかぜをあらしといふらむ」には巨大は「ふ」が薄いピンクで印刷してあり、その上に墨色で下の句が通常通り印刷してある。2文字必要な歌は2文字、6文字必要なものは6文字、下の句を限定するために必要なだけのうたい出しがきっちり印刷されています。つまり下の句を考えるよりうたい出しをよくきいて地のひらがなをさがす方が早い。いろはがるた状態だったのです。並べてみて、子どもたちに指摘されるまで大人は全然これに気づかなかった。先入観とは恐ろしいものです。で、どうなったかというと、ひらがなしか読めないような子どもたちの方が早い。大人はついつい下の句を考えてしまうんです。その上取り札は、うすく印刷されたうたい出しよりどうしても下の句を読んでしまう。そういうことにとらわれずに耳できいたうたい出しのひらがなだけに着目したほうが有利に決まってます。で、子どもらはそれぞれ10枚ずつ獲得し、私は散財いたしました。
そして、懲りずに坊主めくり。せめて「坊主」「姫」という単語だけでも覚えてくれればという、これも志の低い企画ですが、こちらも1ドルから3ドルの賞金つき。これは子どもたちだけで遊ばせましたが、なかなか盛り上がりました。大人の賞金が出払うと、百人一首で獲得したコインを供出して自分たちで堵場を立ててたくらいです。でも、「坊主」も「姫」も覚えませんでした。「baldy guy」と「princess」にされてました。まあ、楽しそうだったからいいけど。
広告

投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中