音もなく

私が東京にいる間、ニューヨークはプールにも人が来ないほどの暑さだったそうですが、程よく夏らしい天気になったこのごろ、夕方の日が陰った頃にコンドのプールサイドに寝そべって30分ほどボーッとすることにしています。1日中コンピュータに向かっているので、眼の休養もかねて。
いつものようにボーッとプールを眺めていたら、3人の兄弟らしい男の子がうれしそうにプールに入ってきました。8歳、5歳、3歳くらいで、お揃いの坊主刈りの小僧3人。楽しそうに遊んでるなあ、と思いながらボーッと見ていたら、突然、プールサイドの反対側からライフガードが「オーマイガーッ!」と叫ぶ声が聞こえました。そしてシャツを着たまたプールに飛び込むと一番小さな男の子を抱き上げました。抱き上げられた男の子はすぐに泣き出したのでたいしたことはなかったのですが、泣き出すくらいですから、おぼれていたのです。
その子がいたのは、わたしの眼の前、2メートルくらいのところで、その子の母親も5メートルと離れていないところにいました。兄ちゃんたちにいたっては50センチくらいしか離れていないところで遊んでいたのですが、誰にも気付かれずに静かに音もなくおぼれていたのでした。子供って静かにおぼれるものなんですね。知らなかった。兄ちゃんたちの後からついていくうちに気付いたら足が着かなかったということなのでしょうが、はたで見てると坊主頭と手が動いていたので、普通に遊んでいるように見えたのです。が、坊主頭は出ていても実は鼻と口はずっぽり沈んでいたわけです。考えてみれば、じたばた暴れることができるというのは、ある程度泳げるということであって、泳げなければ静かに沈むのも当然です。娘がもっと小さい頃におぼれなくて本当に良かったと思いました。きっと気付かなかったにちがいないから。
それにしてもえらいのはライフガードで、他の子供たちに囲まれておしゃべりをしていて、プールを見ているようには思えなかったのですが、ちゃんと見てるもんなんだな、と感心しました。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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