今月の当たりと外れ

東京に来て楽しみにしてることのひとつが歌舞伎を観ることで、帰国してるときにしか観られないわけですから、日本に住んでいたころと違って、選ばずに観るようになりました。で、思わぬ当たりとはずれにでくわします。今回は、当たりが国立の歌舞伎教室の毛谷村と、歌舞伎座の山吹。はずれが天守物語。
山吹の笑三郎が、とても良かった。今月の歌舞伎座はろくな席がとれなかったので、あれだけもう一回かぶりつきで観たい(とれるわけないけど)。笑三郎の台詞回しがびっくりするくらい玉三郎そっくり。で、本家本元の玉三郎の天守物語はおおはずし。つまんない。私は玉三郎が、歳をとってどういう妖怪に化けていくのかを楽しみに観続けているのですが、なかなか妖怪になりません。あれだけの人なのだから歌右衛門とはまったく違う妖怪ぶりを見せてくれるに違いないと期待してるのに。
毛谷村はすごくいいぞ、というものでもないけど、それなりに楽しめてお買い得です。なにしろ歌舞伎座の3分の1にもならない価格だし。開演時間の20分前に地下鉄の駅から国立劇場に向かって歩いていたら、男女蔵が足早に通り過ぎて行きました。しょっぱなの解説に出るはずなのに、なぜ今頃?開幕が遅れるんだろうか?と不思議に思ったのですが、11時きっかり時間通りにちゃんと揚幕から出てきました。楽屋入りから15分たらずで着物着て袴はいて素とはいえ化粧して出てきたわけです。この春、ブルックリン植物園の桜祭りの時に初めて男の子たちの着付け(三味線ボーイズです)を手伝ってから男の着付けが気になって仕方ありません。毛谷村の中でも梅玉が着物を着替えて袴をはくシーンがあって、私たちが三味線ボーイズ相手に悪戦苦闘した袴の紐をあっという間に格好よく結んでしまうのにも感心。当たり前といえば当たり前なんですが。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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