日本語のお勉強

先週の週末は寒くてホットパックを抱えて寝てたのに。暑いっ。蒸し暑いっ。気温はいきなり摂氏30度以上。
娘はこの3月で補習校の6年生を卒業し、中等部には進学しなかったので、日本語とまるっきり縁が切れてしまいました。最後の2年間は補習校の授業はほとんど理解できていなかったとはいえ、少なくとも毎週座って日本語を聞かされていたし、教科書くらいは音読させられていたので、今思えば日本語力の維持くらいはできていました。維持といったって、せいぜい小学校2年生くらいまでの漢字しか読めませんが。この2年生程度の知識だってあと2,3年たてば完全に抜け落ちてしまうのは確実なので、とにかく気休め程度の日本語家庭学習を始めることにしました。
オリジナル教材は、2年生までの漢字シート。簡単な漢字といっても、うちの娘は、上と下、上がる下がるは読めますが、上下(じょうげ)は読めない。左と右は読めますが、左右(さゆう)は読めない。基本的に音読み熟語が抜け落ちているので、これをひとくくりにしたシートを作成しました。毎週5セット(上下とか東西とか基本セット)の漢字の音訓熟語をやらせることにしました。果たして成果があがるかどうかはわかりませんが、とにかく1日5分でも続けるのが目標。成果以前に続けられるのか、わたしが(本人が進んでやるわけはない)、という問題がありますが。
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暑いぞ。

ほんの2,3日前まで朝方に暖房が入ってたっていうのに、いきなり蒸し暑い。毎年のことですが、ニューヨークに春はありません。暑いか寒いかどっちか。
 
週末は朝からプールにご出勤の娘がテカテカの顔をして帰ってきました。あれほど日焼け止めはちゃんとつけろと言ったのに。娘はセブンティーンマガジンにのっていたスプレー式の日焼け止めを買ったのですが、「顔につけちゃいけないって書いてあったから顔にはつけなかった」そうです。なんのための日焼け止めだ?後悔するのは20年後だぞ。
 
明日はメモリアルデー。おそらくアメリカ全国の家庭の90%以上がバーベキューをする日。うちもシティに住む友達をよんでバーベキューです。今年はいつまでも寒かったので明日がうちのバーベキュー開き。

夏です。

メモリアルウイークエンドです。アメリカはこの週末から夏というふうに決まってまして、プールも一斉にオープンします。っていったって、昨日まで明け方には暖房が入るくらい寒かったんですが。今日だってジャケットなし快適くらいの気温です。が、もちろん子供らはそんなことおかまいなしにプール。娘とその友人たちはコンドのプールにシーズン一番乗りだといって、朝早くから出かけていきました。
「いつも水中エアロビクスしてるオールドレイディより先に行かなくちゃ」と言ってましたが、水中エアロビクスは真夏の話で、この寒いのに朝早くから水に入ろうなんて物好きなオールドレイディがいるわけがありません。
 
このところ仕事が立てこんで、まあフリーランスとしては有難いことなんですが、細々とした書類や請求書がコンピュータのまわりに山積み。仕事関係よりも日常生活の書類がすごく多い。保険の請求書、クレジットカードの請求書、税務署の書類、娘の学校の書類、その他もろもろ。例えば医者の支払い一つにしても、日本ならその場で払っておしまいなのが、医者から請求書がきて、保険屋から書類がきて、何ヶ月にもわたって何通ものレターが来るので、こういうことになります。さらに必要なものに混じって、くだらないDMも山ほど来て、これがまた封筒だけ見ると必要な請求書とか支払いチェックとかと中々見分けがつかない。
一昨日、山盛りになった紙類をなんとか分類して重要度順に積み上げるところまでやって、一応デスクまわりがきれいになったのですが、そのあとまた油断してたら、その上に積みあがってしまったので、この週末にまたやり直しです。積み上げた後を早くしないからいけないんだけど。

マイ・ファーストカー

「お母さんのファーストカーって何だったの?」
へ?ファーストカーったてなあ。日本じゃペーパードライバーだったしなあ。
「日本にいるときは運転しなかったから、こっちに引越してきてから乗ってた車がファーストカー。ほらあのミニバン」
「でも、日本でもライセンスあったんでしょ」
運転免許は18歳で取得したけれど、そもそも車に興味もなく東京に住んでいたので自分の車を所有したいという気持ちはさらさらなかった。
「東京はシティ(マンハッタン)と同じで車いらないからね。ジージの車にたまに乗るくらいだった」
「ふーん。私はファーストカーはジープがいいなあ。ティーンエイジャーらしい車だと思わない?」
いえ、ぜんっぜん、思いません。
「あのねえ、ジープは町中を走りまわるには安全じゃないし、高いし、燃費もすごく悪いんだよ。まあ、欲しけりゃせいぜい自分でお金ためて買ってね」
「パート(一部分)出してくれるっていうのは?」
「ハイブリットのコンパクトカーかなんかだったら、考えてもいいけどね」
「そんな年寄りみたいな車やだ」
娘が免許を取れる年齢(17歳)になるにはまだ4年以上ありますが、すでに子供たちの間ではファーストカーが話題になっているらしい。どこに行くにもお母さんの車で連れて行ってもらわなきゃならないアメリカ郊外の子供たちにとっては車は自由の象徴。ステータスシンボルであろうことは容易に想像できます。
あと4年たったら、iPodや携帯電話みたいに「みんな持ってる」アイテムが車になるのでしょう。誰がワーゲン買ってもらったとか、ジープ買ってもらったとか言い出すに決まっています。今からきっちりインプットしとかないと。学生は、せいぜいお母さんやお父さんのお古の車でももらえれば有難いと思うのが当然です。17歳のバースデープレゼントに新車が来るなんてことは絶対ありませんからね、うちは。

カントリークラブ

リッチなエリアの高級ゴルフクラブ、いわゆるエクスクルッシブなカントリークラブのワイン・テイスティングのイベントでお琴を弾いてきました。琴4面に尺八1というパーティの演奏にしては結構な大編成。日本酒のテイスティングならともかく別に日本テーマでもなんでもないパーティになぜお琴が雇われたのかは謎ですが、きっとたまには変わったバンドをってことだったのでしょう。とにかくイベント屋さんから師匠にオーダーがあって、私はそれに参加させてもらったわけです。
 
わたしはゴルフをしたことがないので、カントリークラブというものをよく知りませんが、「リッチな男の社交場」というのがイメージです。このパーティは女性向けイベントだったので、女性が大半でしたが、どちらを向いても、1週間に1度はネイルサロンで爪のお手入れを欠かさないような見るからにリッチな人ばかり。別に差別してるわけではないでしょうが、ソシオ・エコノミカルにセグリゲイトされているアメリカがよくわかるパーティでした。
ゲストは100%白人。車のパーキング要員、マネージャー、ウエイターなどのワーカーの6割くらいが黒人。アジア人はわたしらパフォーマーと寿司のケータラーだけ。ちなみに、いまどきのニューヨーク近郊では上等なブッフェスタイルのパーティでは、ローストビーフやパスタとともに寿司の屋台がほぼ定番となっています。
 
ミュージアムとかショッピングモールとかでお琴を弾いていると、「それは何という楽器だ?」とか「何でできてる?」とか聞いたり、こっそり触って音を出してみたりする人も必ずいるのですが、カントリークラブでは誰1人として興味を示して寄ってくる人はいませんでした。そもそも存在にすら気づいてないような様子。見たことない楽器に対する興味っていうのはないようです。
 
それにしても、お金持ちのアメリカ人というのは、まことに様子のよろしい人たちばかりです。まずお金持ちにはデブはいません。エクササイズで鍛えた体に、ちょっと日焼けした肌。厚化粧はしませんが、爪とヘアのお手入れは完璧。素足に高そうな靴。あと、喫煙者もまずいません(隠れた薬中は結構いると言われていますが)。こういう人たちが集団でいると、いかにもリッチな場所という感じがします。
車で15分も行くと、暗くなったらとても外は歩けないようなエリアが存在するんですが。

もっとしめてくれ。

先週、あの暗殺されたJF ケネディの甥の下院議員が夜中に薬でラリって運転中、パトカーに追突しかけたとかいう事件がありました。警察は通常するべき薬物アルコール検査もしないで(もちろん逮捕もしないで)、ご丁寧にパトカーで自宅まで送り届けたという特別扱い、およびそれを隠蔽した本人の行動が問題にされたのですが、私がたまげたのは、その親、つまりJFケネディの弟(やはり政治家)のコメント。
当の下院議員は、最初は酒酔い運転に違いないと言われていたのを、睡眠薬のせいにしていました。で、あまりに問題が大きくなったので、結局は自分は薬中(抗鬱剤などの処方薬の中毒)であって、これからリハビリします、という声明を出したのですが、それに対する父ケネディのコメントが「言いにくいパーソナルなことを公にした勇気ある行動を誇りに想う(I am proud of him)」。
四十面下げたいい大人が、しかも社会的地位のある人間が、薬中でラリって人殺しそうな運転したけど、本当のことを言ったからえらい、えらいってか。proud of him じゃなくて ashame on him だろうが。
アメリカで子供を育てて、アメリカ式「褒めて育てる」には常々疑問を持っていますが、勘違いこれに極まれりです。もちろん個人差はありますが、一般的にアメリカの親は子供に甘すぎ。お願いだから、もうちょっと締めてくれ。こっちの仕事がやりにくくて仕方ないんだよ。

人の迷惑考えろ。

暑くもなく寒くもなく、素晴らしいお天気です。昨日は今年初めてのアイスクリームトラックが来ました。アイスクリームトラックの鳴らす音楽がチンチロチンチロ遠くから聞こえてくると「ああ、もう夏も近いな」と思ってうきうきします。棒付きアイスが1つ2ドル以上ですから、馬鹿馬鹿しく高いのですが、つい子供に買ってやってしまいます。子供たちがお金を握り締めて、アイスクリームトラックに向かって嬉しそうに駆け出していく様子というのは、陳腐な映画みたいに決まりすぎの情景ですが、それだけにものすごいハッピーパワーがあります。だから、わざわざ娘に「アイスクリームトラックが来たよ」と教えてしまうくらいです。アイスクリームトラックに向かって走るには少々大きくなりすぎた娘は、最近は「いらない」ということもありますが、昨日はさすがに今年の初物が嬉しかったらしくて、2ドル握り締めて買いにいきました。
 
暖かい季節になると、週末のイベントもやたらと増えます。この週末は、私は土日続けてお琴演奏、娘はバーミツバとそれぞれ全く別行動。別行動といっても娘は1人で移動できるわけではありませんから、私がいなければ父親なり友達のお母さんなりに連れて行ってもらうことになります。そのセッティングをするのが結構面倒なのですが、娘はそんなことにお構いなく、勝手にプランを変更します。
帰宅すると、家に送り届けられているはずの娘がいない。留守電に友達の家にいるというメッセージが入っています。それならそれで、携帯に電話をくれれば、帰りがけにピックアップして帰れるのに、人に2度手間をとらせることを何とも思っていない。挙句の果てに、他の友達もいて遊んでいくから9時半に迎えに来てくれという。冗談じゃない。おまえの連絡不行き届きのせいでただでさえ2度手間になってるのに、そんなに夜遅く迎えに来いとは何事だ、今すぐ迎えに行くから用意しておくように、というと、そんならお友達のお母さんに送ってもらうと言い出します。遊びたいという自分の都合だけで、しかも、全然無計画な行動で、平気で他人様に迷惑をかけるとは言語道断。ぶち切れる母。「じゃあ、スリープオーバー(お泊り)していくかも」「ありえませんっ!」
お母さんが言ってるのはね、夜遅くに運転して迎えに行く行かないの問題じゃないんだよ(たしかにそれはすごく嫌だが)。心がけの問題なんだよ。って絶対通じてないな。ああ、むなしい。