バーミツバ事情

まるで春のような暖かさはフェイントで、先週末あたりからすごく寒い。朝は零下5度(摂氏)くらい。昼間はなんとか氷点を越えますが、北風が冷たい。
さて、昨年暮れから始まった娘の学年のバーミツバシーズンはますます盛んで、今日も先週に引き続きバットミツバ(バーミツバの女の子バージョン)。4月もすでに2つご招待が来ています。今日のバットミツバは人気者の女の子のものなので、たくさんお友達が来ているからこの前と同じドレスで行くわけにはいかない、と娘は先週からごねていました。来年はもう同じものが着られなくなる育ち盛りの子供がフォーマルドレスを2着も3着も買うなんてとんでもないととりあわなかったのですが娘はお父さんを攻略して昨日ぎりぎりで新しいドレスをゲット。ゆうべからマニキュア、ペディキュアもおこたりなく、今朝も念入りに化粧してでかけて行きました(お父さんが本日のドライブ担当)。今日のバットミツバは、たいへんフォーマルな高級レストランを借り切ってのパーティーだそうです。
ホテルのバンケットだったり、カジュアルレストランだったり、会場に差はありますが、バーミツバは、どれも結婚式の披露宴なみの規模です。で、時間的には日本の披露宴よりずっと長い。これはこちらの結婚式でもそうで、披露宴のパーティーだけで5,6時間になります。バーミツバにしても、結婚式にしてもその前にセレモニーがあって、これが1時間以上はかかる。だから、バーミツバも始まりが9時半で終わりが5時という完全なフルデイ・イベントとなります。午後からのセレモニーとなると、パーティー終了後のお迎え指定時間が夜中の12時というのもめずらしくない。13歳の子供のパーティーの終了が真夜中ってのは、いかがなものかと思いますが、これはバーミツバが親の友人その他を招くものでもあるからのようです。このあたりも結婚式と事情が似ています。
出席するほうも物入りですが、主催する側は物入りどころじゃありません。飲食代だけでも控えめに見積もってお一人様50ドルから100ドルだとして、ゲスト100人で5000ドルから10000ドル。フォーマルなフルコースのこともビュッフェスタイルのこともありますが、レストランまたはクラブ貸切はもう、お約束みたいなもの。うちの娘は初めて出席したバーミツバで生まれて初めてキャビアを食べて「気持ち悪かった」と罰当たりなことを言っていました。ブルーベリーののっかったマフィンだと思って食べたのだそうです(キャビアのせブリニだった)。たしかにマフィンを期待してキャビアを食べたら気持ちわるかろうとは思います。
お飲み物も、大人は当然アルコールですが、子供はコーラやジュースでいいかというと、ところがどっこい、アルコール抜きのピニャコラーダとストロベリーダイキリが定番の人気ドリンク。アルコール抜きでも一応はフローズンカクテルですからお値段もそれなりのはず。
それからお花。セレモニーを行うテンプル、パーティー会場両方に花を飾ると(これは結婚式でもバーミツバでもお決まり)フラワーアレンジメントだけでお支払いは千ドル以上はかたい。
それから生バンドまたはDJが必須。場合によっては両方ということもありますが、結婚式では生バンド(結婚式の場合はセレモニーにはクラシックの四重奏、パーティーではポップス系とバンド2組ということもある)、バーミツバではDJが主流です。
このDJというのがアメリカならではの職種。パーティー屋さんとでもいいましょうか、たいがいが音響機材、パーティーグッズ、盛り上げ役の若いダンサー数人とセットになってやってきます。進行、音楽はもとより、ゲームを用意したり、パーティーの演出すべてを担当するわけです。バーミツバのように13歳の子供が主役で、40代50代の親、70代80代のおじいちゃんおばあちゃんと違う年代のゲストも多数のパーティーでは、子供に受けるゲームや選曲に加えて、中年むけのトリビアや、シニア向けのスローなダンスナンバーとかもいれたり、いろいろと工夫するわけです。配り物もパーティーのテーマによって、凝ればきりがありません。当然、セット価格でお支払いは数千ドルはかたい。DJは、さまざまなパーティーで需要がありますが、ニューヨーク近郊ではおそらくバーミツバが最も重要な稼ぎどころだと思われます。
で、お帰りにはお土産つきが、またお約束。これまで娘が持ち帰ったものには、パーティーでとった写真をかわいい紙製のフレームに入れたもの、空気を入れてふくらます実物大のギターの玩具とプラスティックのテンガロンハット、名前入りのTシャツ、プラスティックのネックレスなんかがありました。
こういうとてつもないパーティーに1年間、月1回以上の割合で出席するわけです。このあたりの13歳児は。もっと南のジューイッシュ密集地域では、ほぼ毎週に近いそうです。これって、絶対に異常です。やってる方だって異常だなあ、とう思いつつも、みんながやっててうちだけやらないわけにはいかない状態に陥ってるケースも多いと思うけど。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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