補習校最後の日

まだ3月もはじめだっていうのに、昨日から華氏60度(たぶん摂氏15度くらい)を超える暖かさ。例年ならまだ吹雪がきたりしている頃なのに、なんだかうれしいより気味が悪い。でも、子供らは単純にうれしそうで、昨日は友達の家に遊びに行っていた娘を迎えにいったら(歩いて行ける距離に住む友達はまずいないのでアメリカ郊外の子供たちは大学生になるまで友達の家に行くにもママの送り迎えという情けないことになっています)、娘はショーツと半そでのTシャツを着ていました。お友達から借りたようです。いくらなんでも、そんなに暑くはないぞ。陽気に浮かれて学校にゴムぞーりで来た子もいたそうで、夏の先取りがかっこいいと思っているらしい。
さて、今日は娘の日本語補習校の最終日。明日が卒業式です。ニューヨーク補習校には中学高校もあるので進学する子供もいますが、うちの娘は6年生までで終わりです。すでに3,4年生くらいから日本語力がついていけなくなっていて、漢字どころか、そもそも言葉の意味がてんでわかっていないという状況だったので、仕方なくはありますが、この先日本語力の低下に拍車がかかるのは避けられまいと思うとちょっと寂しい。でも、もう親が首に縄をつけてやらせるのは年齢的に限界です。
アメリカで子供を育ててみて、よくわかったのは、生まれたときからバイリンガル環境にいればバイリンガルに育つなんていうことは絶対にありえないということ。ついでにいえば、子供は英語圏に住めばすぐに英語ができるようになるなんていうのも大嘘です。どんな環境にいようと大汗かいて勉強しなきゃ言語力なんてつかないわけで、親の駐在で日本から来る子供たちだって、それこそ血のにじむような努力をしているのです。日本に住む日本人の日本語だって自然に覚えたわけじゃなくて、学校で勉強したり塾に行って覚えているわけだし。ちなみにバイリンガル環境で育った子供がたいした努力なく覚えられるのはせいぜい5歳児の言語までです。その後、学校の国語でやるような親子ともに努力を必要とする勉強をさせないと、大人になってどの程度の日本語力になるかというと、日本で義務教育すらも受けなければどの程度の言語力がつくかを想像すればいいわけです。アメリカに住んでいる場合には自然に目や耳に入る日本語がない分、さらにその5分の1くらいでしょうか。とうてい使い物にはなりません。大学4年間、日本語を真面目に専攻したアメリカ人の方が100倍ましくらいなものです。
だから、はっきり言えます。幼児向け英語教材は無駄です。小さいうちから英語に親しんでいれば将来英語力がつくなんてことは絶対ありません。もっとも「親しむ」んじゃなくて、本気で勉強するなら別ですけど、毎日何時間も、文法とかボキャブラリーとかスペルとか。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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