ハロウィーン

ハロウィーンです。例年なら紅葉もすっかり終わって木々はまるっぱげ、いよいよ冬も本番という気候なんですが、今年はいつまでも暖かかったのでまだ紅葉にもなりきらない葉が散り始めてなんだか景気の悪い光景です。
娘は今年はゲットーガールになるんだそうで、いったい何が出てくるのかと思ってたら、ベースボールキャップをかぶってダボダボのTシャツを着て、大きなフープイヤリングをするだけ。全然普通じゃん。少しも仮装してるように見えない。せめて白塗りに血糊でも塗って「ゲットーガール・フロム・ヘル」くらいにしたら、とすすめたのですが、これでいいんだそうです。小さい子供達は着ぐるみで可愛い格好をしてますが、ミドルスクールくらいから上の子供達は、たいした仮装をしません。それでも本人は結構デテールに凝ってるつもりなんですが、はたからみたら普段と変わらない。だったら、トリック・オア・トリートなんかいかなきゃいいのに、それは行く。で、体力に物を言わせて歩きまくり、小さな子供たちの何倍ものキャンディーを集めてきます。うちの娘はあまり甘いものが好きな方ではなく、チョコレートやキャンディーなんかたまに一つ二つ食べるくらい。それなのに、見境なく山のようなキャンディーを収穫してくるので、いつまでもキッチンの場所ふさぎになって鬱陶しい。結局は古くなって捨てることになるんですが、一応食べ物ですから、こういうのは心が痛む。
で、もう一つ鬱陶しいのが用意するキャンディーやチョコレート。前に住んでいた家はドライブウエーが長く、道から見えない造りだったので、トリック・オア・トリーターは一晩に10人も来れば多い方でした。だから一袋のキャンディー(ハロウィーン用に販売されるキャンディーは30個入りくらいが一袋)は、景気よく掴み放題で放出してもあまりました。
トリック・オア・トリートというのは、子供たちが近所の家をまわるというのが本来ですが、今時のトリック・オア・トリートはそう単純ではありません。人気のあるトリック・オア・トリート地区というのがあって、子供たちは車に乗ってそういうところまで行きます。人気のあるエリアとは、つまり家が密集している地域です。東京の郊外とニューヨークの郊外は住宅の密集度が全然ちがって、うちあたりのような郊外もはずれとなると、ほとんどのタウンで2エーカー(たぶん2千坪くらい)に1軒しか家は建てられないことになっています。水道も下水もなくて(電気はあるけどガスはない)、水は井戸、下水はバックヤードに大きなセプティックタンクが埋まっているというのが一般的なので、市街地のようにみっちり家を建てるわけにもいかないわけです。で、そういうポツンポツンとある家をいちいち歩いて回っていたんでは効率が悪い上に、街頭なんかありませんから安全面でもちょっと心配です。そこで親は住宅密集エリアに子供を連れていくことになるわけです。2エーカーゾーニング地域の例外的住宅密集エリアは、そうした規定ができる以前からある古いエリアとか、集合住宅として別の規定によって開発されたコミュニティーです。つまり今わたしが住んでいるコンドみたいなところです。
ハロウィーンはそりゃあすごい、と話には聞いていたので、昨年は大袋を3袋も用意しました。が、実際に来たのは10人ちょっとで、盛大にキャンディーがあまりました。あまりにも大勢の子供たちが外から来るのに住人がねをあげて、昨年はハロウィーンの晩にセキュリティーを雇って、住人とそのゲスト以外の車の進入を制限するようにしたためでした。今年もセキュリティーを配置するというお知らせが来たので、小さな袋一つしか用意しませんでした。
娘は、友達と一緒にトリック・オア・トリートに行くと行って、学校から直行してしまったので、のんびりテレビなんぞ見てたら次から次へと、来る来る。あっという間になくなる小袋。娘のスナック引き出しから配れそうなものを物色し、個別包装になってるものは片端から出してしのぎました。娘が帰ってきたら、もらってきたキャンディーのリサイクルができるんですが、どこを回っているのか連絡もない。結局迎えに来てくれという電話があったのは8時過ぎ。こっちも一段落した頃でした。娘の言うにはキャンディーがなくなったら「キャンディー品切れ」と書いてドアに貼って、ベルが鳴っても出なきゃいいんだそうで、実際そうしてる家もあったそうです。でもほとんどの家ではちゃんとキャンディーがあったようで、娘は例年のごとく山のようなキャンディー(食べもしないのに)をもらって帰ってきました。うんざり。
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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

“ハロウィーン” への 2 件のフィードバック

  1. やっぱり、それなりに閉口するもんなんですね。日本じゃ大阪環状線が、仮装集団に占拠され、ダイヤが8分遅れたそうです。で、もっと迷惑そうな“Devil\’s Night”って、どんな感じなんですか?<ちゃんと読んでるでしょ? 本。

  2. これは、はっきり言って軽犯罪なので、見つかれば怒られますから、あんまりおおっぴらに行われるわけではありませんが、ハロウィーンの翌朝にはシェービングクリームを撒き散らした後とかみかけます。当然もともと犯罪発生率の高いエリアほどひどいことになるわけです。

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