寒い

今週に入ってから、ぐっと冷え込みだしました。つい2,3週間前までクーラー入れようかっていうくらい暑かったのに。ニューヨークに春がなくて冬から夏に直行なのは毎年のことなんですが、例年だと秋は結構長いのに、今年はその秋もなかった。いきなり気分は冬。アップステートじゃ、もうかなりの積雪だそうで。このあたりも紅葉が一気に進みましたが、天気が悪い。雨降り過ぎ。まあ、雪じゃないだけましですが。
朝は冷え込むので、早めに車のエンジンかけとかないと、フロントグラスが凍ってて何にも見えない。うっかり忘れてぎりぎりの時間に出たときなんか、ほんの少し溶けたところを下から覗き込むようにして運転するはめになります。
日もどんどん短くなって朝起きても暗いし、夕方は5時にはもう薄暗いし。これで冬時間になると5時には真っ暗になります。ほんとにニューヨークの冬はいや。

バーミツバ

「○○のバーミツバにインバイトされた」と娘が言います。ついに来ました。さんざん聞かされてはいたんですけど。バーミツバっていうのはジューイッシュ(ユダヤ人)の成人式で13歳(女の子は12歳)になった時に行う宗教儀式です。本来は宗教儀式なんですが、結婚式が宗教儀式であるのと同じもので、主体はその後の披露パーティーにあります。七五三かあ、と最初に聞いたときは思ったんですが、七五三どころか結婚式並みの大披露宴です。実際にそれくらいお金がかかるらしい。だから、招待される方も男の子はスーツにネクタイ、女の子は当然ドレスです。結婚式と違ってみんな13歳か12歳でやると決まっているので、友達のバーミツバは同じ年に集中してしまうのです。男の子はスーツ1着でOKですが、女の子は「なにしろいつも似たようなメンバーなわけだから、同じドレスってわけにはいかないのよねえ」というのを歳上の娘を持つお母さんたちから聞いていました。
「じゃあ、ドレスがいるわけね。言っとくけど1度しか着ないなんて絶対に駄目だからね」というと、案の定「I can’t wear the same thing over and over」ときました。「Yes, you can」。信じられないという顔をする娘。おのれは芸能人かっ!
ドレスだけじゃありません。バーミツバのパーティーとなれば、子供でも50ドルくらいは包むことになります。もちろん、親戚のバーミツバに招待された大人なんかは100ドル以上になるわけで、このへんもまるで結婚式。
このあと何回くらいバーミツバが来るのか。だいたい○○って誰?これまで聞いたこともない名前です。「××(娘の最近の仲良し)の家のネイバー(近所)のボーイ」って、ごく最近友達になったばっかりの、たいして親しくもない子です。小さい頃からよく知っている子や特に親しい子なら、ずっと前からわかってるわけでバーミツバを祝う気持ちにもなります。が、まさか名前も聞いたことのない子のバーミツバにもよばれるとは。

ウォーターソフトナー

ニューヨーク郊外の水は硬い。つまりミネラルがいっぱい入りすぎていて石鹸は泡立たないし、豆は柔らかくならないし、水を使うところはすぐに白い水垢がつきます。この硬水は水周りの家電品がつまったり壊れたりする原因にもなります。で、多くの家庭でウォーターソフトナーという水からミネラルを抜き取る装置を設置しています。今、住んでいるコンドにも既に取り付けられてあったのですが、それが実はまったく働いていないということが判明して、リペアマンを呼びました。で、リペアマンに、修理には300ドル近くかかるし、これはもう12年前の古い機械だから買い換えた方がいいですよ、と言われました。新品でも400ドルか500ドル程度だし、新しいマシンはずっと効率よく働くしというわけです。もう配管してあるのを取り替えるだけだからインストレーションにお金を払う必要もない、自分でできるよ、というのです。
ウォーターソフトナーっていうのはドラム缶くらいの大きさのタンクを水道管に繋げるようになっているもので、まあ、ちょっと見たところでは自分でインストールしようなんて考えもしないような代物です。「ハズバンドがいれば、ハズバンドができるはずだ」といいますが、あいにくハズバンドはいません。まあ、いたところで、元夫は組み立て家具さえまともに組み立てられないアンハンディマンだったのでたいして変わりませんが。「じゃあ、他に誰か頼める男はいないのか」って大きなお世話です。基本的に自分の家くらい自分で管理するというポリシーでやっています。アメリカの家というのは、やたらとカナヅチだの電気ドリルだのが必要となるもんなので、下手なりにずい分慣れました。ペンキ塗りなんか屋内は全て自分でやっているので、はっきり言って商売にしようかと思うくらいうまい。が、水周りと電気系統は、これまで手を出したことがありません。失敗したときの被害が大きすぎるもんで。でも、自分でインストールすればおそらく100ドル以上の設置料金が浮くはずです。
ドラム缶並みの大きさの装置ではありますが、リペアマンは「これは塩がなければそんなに重くないよ」と言います。ウォーターソフトナーというのは大量の塩によってミネラルを抽出する仕組みになっているので、タンクの中には大量の塩が入っています。これを補給するために大袋の塩を購入した時に知ったのですが、塩っていうのは石のように重い。たしかにこれを掻き出してしまえば、タンクはプラスティックだからたいして重くないかも。そうすれば、これを外に出してデリバーされたのを設置することもできるかも。それにしても、また気の重いプロジェクトです。

ヘアスプレー

1週間も続く長雨の中、ヘアスプレーを観てきました。これも娘のリクエストで、娘の親友とそのお母さんの4人で出かけて、マンハッタンで思いっきりおのぼりさんをしてきました。芝居を観るときは帰りが遅くなるので、車で行くのですが、マンハッタンの問題は駐車場。うっかりすると30ドルくらいとられます。ミュージカルのチケットを購入すると駐車場のクーポンがついてきまして、4時以降だと15ドル以下になるので、クーポンがついてる駐車場の中から劇場に近いところを選んで利用することにしています。今回もその予定でした。が、今回選んだ駐車場は行ってみたら、取り壊されていたのでした。だったら、クーポン券も印刷しなおしてくれ。結局、かなり遠くの安い駐車場をさがして入れました。大人が2人いるので、ドライバーである私が車にいて、もう一人が値段をチェックするという我ながらご苦労なことを、土砂ぶりの中でやって、クーポンなしでももっと安いところをゲット。こういうところは主婦が二人いると根性が入ります。
で、ヘアスプレーですが、「感心はするけど感動はしない」ブロードウエイミュージカルの典型。楽しめることは楽しめます。歌も踊りもうまい、うまい。が、ストーリーがあまりといえば、あまりに単純すぎるポリティカリーコレクトな勧善懲悪。単純は結構なんですけど、このポリティカリーコレクトネスがすごく嫌。子供ら二人は、大層お気に召していたようなので文句はありませんが、わたしとしては、なんかなあ、という舞台でした。あの主役の女の子は、あれだけ激しいダンスをして、しかも上手いんだからレッスンもかなりしてるにちがいないのに、どうやってあれだけの体型を保っていられるんだろう、よほど肥満体質なんだろうか、とか、ブロンド美人をふって主役の太目の子と結ばれるハンサムな相手役がどっからどう見ても絶対ゲイに見えるなあ、とかくだらないことばかり考えてしまいました。

拙著案内

アイビーシーパブリッシングが出版している洋販ラダーシリーズという英語学習用英文書シリーズがあります。このシリーズとして、拙著「アメリカに行こう/ Get to Know the USA: Enjoy Your Visit」と「アメリカに住もう/Get to Know the USA: Enjoy Your Stay」の2冊が刊行されました。タイトルからわかるように、平たく言えばアメリカのガイドブックの旅行編と滞在編です。ラダーシリーズというのは「使用語彙1000語のレベル1から、英検2級と同水準の語彙・構文で読めるレベル5まで、ラダー(はしご)をのぼるように(英語力を)ステップアップできる」シリーズで、拙著2冊はレベル4。使用語彙2000語、TOEIC470点未満、英検準2級以上対象です。でも、巻末にほとんどの単語が辞書として掲載されているので、いわゆる洋書に比べるとずっと楽に読めるようになっています。
ガイドブックとはいっても、情報本なら山ほど出版されている日本語の本を読んだ方がずっと速いわけで、情報よりも読み物として面白く、というコンセプトで基本的にわたしの個人的体験および主観に基づいたアメリカ本です。いわばこのブログとは表裏関係にあるような本ですので、あわせて読むと、2倍お楽しみいだだけます。また「英語の教科書には出てこないけれど、日常的にアメリカで多用される」語彙や表現をなるべく使うということが編集方針の一つなので、いわゆる「使える英語」習得の一助になれば、と思っています。
「アメリカに行こう/ Get to Know the USA: Enjoy Your Visit」と「アメリカに住もう/Get to Know the USA: Enjoy Your Stay」いずれも税込945円(160ページ)。詳しくはhttp://www.ibcpub.co.jp/learning/level4.htmlでご覧ください。
洋販ラダーシリーズはジュンク堂や紀伊国屋などの大規模書店には専用陳列台があります。取り扱い書店についてはhttp://www.yohan.co.jp/
でご覧ください。
 
そういえば、このブログを始めたのは、この2冊を書いている時で、英語で書くのが嫌になって日本語で書きたいことを書きたくて始めたのでした。あの頃はまだ年が明けたばかりだったのに、あっという間にクリスマスカードの心配をしなきゃならない季節になりました。それにしても、今年はいつまでも暖かい。別に悪いことじゃないんですが、10月のニューヨークで半袖なんて気味が悪いです。
 
 

ソーシャルセキュリティ

ソーシャルセキュリティー・オフィスに名前を変えに行ってきました。ソーシャルセキュリティ番号というのは基本的には年金番号ですが、アメリカの住民背番号みたいなもので何かにつけてIDとして使われ、税金とか銀行口座とか給与とか、金銭がらみの取引には必ず必要になります。だから、結婚とか離婚とかで名前が変わったときは変更届けを出しておかないと、税務署から「名前が違っているぞ」というレターがきて面倒なことになります。
結婚するときに自分の名前は好きに選べるんですが(別姓だろうと新しい名前を作ろうと自由)、わたしは、どっちも使えた方が便利だろうと、わたしの姓と元夫の姓の両方をくっつけて登録しました。いわゆるハイフネーティド・ネームというやつですが、これが大間違い。何かにつけて混乱のもとになります。しかも日本の戸籍名は変わらないわけですから(日本の法律では外国人と結婚した場合は夫婦別姓がデフォルト)、グリーンカードと免許証はハイフネイティド・ネームでパスポートはもとの名前のままと、フォーマルなIDで違う名前が成立してしまっていたわけです。これはなにも珍しい話ではなくて、アメリカ人と結婚してアメリカに住んでいる日本人の多くが似たような状況になっていると思います。人によってはたいして不便も感じないかもしれませんが、わたしの場合はとにかく不都合が多かったので、この際すべてパスポートの名前、つまり日本の戸籍名に統一することにしたわけです。ちなみに離婚に際しても、もちろん名前は自由に選べます。
それにしても、なんで今頃、というのは、1年以上前にファイルした離婚がやっと成立して離婚証明が来たから。別にもめていたわけでも何でもなくニューヨーク州の法律が離婚許可を出すのに1年間の法的別居状態というのを条件にしているからです(急ぐ事情のある人には急ぐ方法もありますが、それはそれでまためんどくさい)。
去年引越したときに住所変更と一緒に名前も変更すれば簡単だったのに、この1年の待ち期間のためにもう一度すべての変更手続きをしなきゃなりません。まず最初がソーシャルセキュリティー。これを変えないと他のものが変えられない。それから銀行、免許、車の名義、保険会社、仕事先、マイレージアカウントまでぜんぶ。仕事先はともかく、他はどこも名前変更が書いてある離婚証明書類が必須。銀行口座はともかく、マイレージアカウントごときで何でこんなにめんどくさいことしなきゃなんないかな、と思いますが、問い合わせた中で一番あれこれうるさかったのがマイレージでした。さらに大物は、グリーンカード。去年延長手続きしたのが半年前にやっと来たばっかりなのに、あれをもう一度やるのかと思うと気が重い。
名前は生涯一名前にかぎります。夫婦は別姓、子供の姓はジャンケンで決めるというのが一番面倒がなくていいと思います。

祝日

風邪が流行っています。やられました。土曜日に起きたら、咽喉が痛かった。どんどん悪化して、頭はぼうっとするし身体はだるいし、どうにもなりません。
こういう時にかぎって、娘の学校はやたら休み。10月はやたらと休みの多い月で、今週はロシュ・ハシャーナ(ユダヤ教祝日)で火水が休み、来週は月曜がコロンバスデー(これはナショナルホリデー)で休みで木金がまたヤムキッパー(ユダヤ教祝日)で休み。2週間のうち学校のある日はたった4日間。いつも思うのですが、アメリカは学校が休みになる祝日がやたらとある。ユダヤ系の祝日がたくさんあるのはニューヨーク周辺の特徴でしょうが、そうでなくとも、わけのわからない教員研修日とかいう休みも1学期間に何回か必ずあります。そして、仕事が休みになる祝日はすごく少ない。銀行やお店がいつでも開いてるってのはいいことなんですが、会社勤めをしている人は祝日がすごく少ないことになります。フルタイムで仕事している人は学校が休みになるたびにチャイルドケアに苦労するわけです。
わたしは在宅就労者なので、そういう苦労はありませんが、スケジュールが乱されるのは同じこと。すごく落ち着かない2週間になります。何に振り回されるかというと、子供達の計画性のなさ。こういう休日には、お稽古事やスポーツ関係もたいだい休みになるので、友達どうしで集まったり、お泊りしたりということをするんですが、うちの娘は(たぶん他の子供たちも)事前に計画するということができない。休みの日なんてずうっと前からわかってるんだから、計画しとけばいいのに、言い出すのは必ず当日。そして、振り回されるのは親。家にいないなら話は簡単なんですが、自宅就労の場合、仕事を中断して、子供を送っていくくらいはできない相談ではない。ということろが曲者なんです。そりゃできなくはないが、鬱陶しい。「出かける約束は前の日までにしろって百万回言ってるでしょうがっ」「今度からする」という空しい会話が今週も繰り返されるわけです、きっと。