カーニバル

ほんっとに暑い。さすがに昨日(水曜)は今年初めて冷房いれました。

夏になると、アメリカの郊外には、カーニバル(移動式遊園地)が来ます。たいてい町の消防団のファンドレージングを兼ねているので、場所は消防署のバックヤードです。バックヤードといってもアメリカの田舎の消防署はたいてい広いヤードをもっていて、浅草花屋敷の敷地の2,3倍はある。だから、結構大掛かりな乗り物が余裕で入るわけです。学生の頃読んだ、ブラッドベリの「黒いカーニバル」に出てくるカーニバルっていうのはこういうものだったんだな、と引越してきて初めてわかりました。普段はなんにもない空き地に、突然、電飾きらめく遊園地が出現して1週間でまた跡形もなく消えてしまうわけです。それはもう、郊外の子供たちにとっては夢のようなものであろうということがよくわかります。

最初のうちこそカーニバルが来ると物珍しくて出かけたものですが、パーキングの混雑がめんどくさいので、ここ数年はなるべく避けるようになっていました。なるべく避けるっていうのは、なるべく子供に知られないようにするっていうことです。が、ミドルスクールに行くようになった今年から、娘は友達と行くと言い出しました。しかも隣町にいつ来るとかいう親も知らないカーニバル情報もゲットしています。友達と行くといったって、ドライブするのは母親ですが、近隣の町のカーニバルのはしごをするというのがティーンエイジャーのお約束らしい。約束して一緒に行く友達は2,3人ですが、カーニバルには同じ学校の子供たちが大勢来ていて、それは楽しくて仕方ないようです。

で、木曜日。「今日はブレスレットナイトだから行かなきゃ」と勝手に決めて、往復のカープールするお友達も調達してきました。ブレスレットナイトというのは乗り物乗り放題のブレスレットが販売される日。つまり長時間ねばる子供たちにはおトクな日ということです。カーニバルの特別支給お小遣いは大盤振る舞いの20ドル。乗り物ブレスレットの他にもリンゴ飴とかゲームとか欠かせないものがあるそうで、さらに自分の全財産10ドルも持っていきました(娘は宵越しの金は持たないタイプ)。持っていくといったって、子供らはバッグなんて持ちません。ショーツは例のSoffeなのでポケットはついてません。どうやって持ってくの?というとスニーカーの中に入れるといいます。お札の1,2枚ならともかくコインのお釣りでももらったらゴロゴロして歩きにくかろうと思うのですが、いいんだそうです。わたしは送りのドライブ担当でしたが、お迎え担当のお母さんは子供に携帯を持たせていました。その子もショーツはポケットなしのSoffeですが、ウエストゴムを折り返したところに携帯を巻き込んでいました。なんとしてでもバッグは持ちたくないらしい。

夜までたっぷり遊んで帰ってきた娘によると、今日のカーニバルはすごく混んでたそうです。乗り物の一番前に乗るために脇によけて待っていたら、後ろにいた小さな子供を連れたお母さんに「割り込みするんじゃない」と言われて、30分以上も待ってたのに係員にまた後ろに並ばされたとブーブー言っていました。濡れ衣を着せられた娘たちはかわいそうではありますが、まだ小さかった娘を連れてカーニバルに行っていた頃、徒党を組んではしゃぎまわっているローティーンの子供たちが傍若無人に見えたのを思い出しました。自分の娘はああはなるまいと思っていたんですが、いつのまにかなってました。

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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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