DAREプログラム

こちらの学校にはDARE( Drug Abuse Resistance Education)プログラムという地方自治体が主催する青少年向け反ドラッグ教育プログラムがあります。雪休校となった昨日がその卒業式でした。「ペアレントもインバイトされてるんだけど、来ないでね」と予め娘に言われていたもので、なんで行っちゃいけないのか、ときくと「みんなヘイトしてる(DAREプログラムを)から」と、なんだかわけのわからないことを言っていました。が、その理由が今日判明。

偶然にも卒業式は雪休校で中止になり、今日は記念品のDAREのロゴ入りTシャツだけをもらって帰ってきました。「それで、そのデアってのは何するの」ときくと、歌をうたってくれまして、これが大笑い。「それ、子供たちがおちょくって作ったわけ?」ときくと、「ちがうよ、こういう歌なんだよ。音楽の時間にみんな歌わなきゃいけないんだよ」と言います。受けて気をよくしたのか、今度は振りも見せてくれました。馬鹿受け。「それって、自分で考えたあてぶり?」ときくと「そうじゃないよ。こういうのがついてて、歌いながら踊るんだよ」「それって、まるでサタデーナイト・ライブ(パロディ番組の老舗)じゃん」。あんまり面白かったので、ブログに書こうっと言ったら、娘がはりきって歌詞をタイプしてくれたので、ちょっと長いけど、一挙掲載。振り解説および抄訳(末尾)つきです。

You’ve got to

dare to say ‘no’

Bare to say ‘no’

to alcohol and to tobacco

Stay away from crack(棒を二つに折るふり), simply turn you back(後ろを向く)

D.A.R.E

 

It helps your self esteem grow, builds your ego

assertiveness to help you say ‘no’

Pull the rug on thugs(両手で引っ張る)

when they’re pushing drugs(両手で押す)

D.A.R.E

 

The worlds a different place today

A lot of pressure, risk, and stress(パニックになってジタバタする)

You’ll find the things you face today

could leave your life a mess!

 

Seek an alternative now,  yearn to give now

With your support group learn to give now

Choose your friends with care

Try to clear the air(クリーナーをスプレーしているふり)

D.A.R.E

(抄訳:ドラッグにもクラックにもアルコールにも煙草にも勇気をもってノーと言おう。今の世の中、昔と違って、ストレスとリスクとプレッシャーがいっぱいで、人生をめちゃめちゃにされちゃうかもしれない。みんなで助け合ってきれいな世の中を作ろう)

こうやって書くと普通なんですが、これが童謡調の曲にのって歌われると、冗談としか思えない。歌って踊らされる中学生もご苦労さんだ。そういえば、娘がまだキンダーガーデンに行ってた頃、15 ways of stay out troubles という歌を習っていました。これも基本コンセプトはおんなじで、stay away from strangers はいいとして、煙草だのアルコールだのドラッグだのもstay awayすべきアイテムとして歌詞に盛り込まれていました。幼稚園児に、そんなこと教えてどうすんだ、と思った覚えがありますが、ミドルスクールになっても相変わらず似たようなお歌に当て振りってのは、あまりに芸がなさすぎないか。違いといえば、ドラッグの表現にクラックという、より具体的なアイテムが加わっているとか、世の中はストレス、リスク、プレッシャーだらけだとかいうティーンエイジャーの気に入りそうな言い訳が盛り込まれてる点が工夫といえば工夫か。お役所のやることってのは、日本でもアメリカでも似たようなずれ方をしてますね。

もっとも、DAREでは、歌以外も教えてまして(教官は地域の警察官が出張してくるそうです)、ハイスクールのお兄さんお姉さんたちが、ハイスクールでのドラッグ状況なんかを語ったりもしてくれるらしい。ゲストで来たあるハイスクールの生徒が言っていたそうです。「ハイスクールではロッカーの陰でドラッグやらないか、とか誘われるんじゃないかと思っていましたが、そんなことはありません。でも、ドラッグでハイになって、裸でラジカセ抱えて廊下を走り回る人はいます」。歌って踊ってる場合じゃないだろって。

 

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投稿者: motokokuroda

アメリカ生活も四半世紀を超えました。お料理から政治まで、興味のおもむくままに。

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